その数1000種類以上! ベルギービールの定義と分類

belgiumbeer

近年、日本においてベルギービールのイベントやお店が少しずつ増えてきていることと、編集部の一部メンバーがベルギービールにハマっているということで、ベルギービールについての情報もMcCoy8で発信していこうということになりました!
ということで初回になる今回は、ベルギービールとは何か・どんな種類があるのか、その定義と分類についてまとめました。

ベルギービールの定義

基本的には、ベルギーで生産されるビールの総称をベルギービールというのですが、日本では、もう少し狭義の意味で使われていることが多く、ラガービール以外のエール・ランビックなどのバラエティに富んだ2種のビールの事を指す場合が多くなっています。

製法方法による3分類

では、上述のラガー・エール・ランビックとは何なのか、それぞれの特徴について下記にまとめました。

ラガー

サッカロマイセス・カールスベルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)という酵母を使って、低温(10℃以下)で熟成させながら長時間発酵させて製造されるビールのこと。原料は麦芽を使用。
大量生産に向き、世界中のビールの大部分を占めていて、日本のビールもそのほとんどがラガーに分類されます。
ベルギー国内でも生産量の70%がラガー。
低温でキンキンに冷やして飲むことが好まれ、なめらかな喉ごしが特徴になっています。

エール

酵母を常温・短期間で発酵させ、複雑な香りと深いコク、フルーティーな味を生み出したビールのこと。原料は大麦麦芽を使用。
香味の豊かさが特徴で、近年、ラガーが爆発的に支持されるようになるまでは、ビールと言えばエールと言われるほど主流でした。
低温では香味が損なわれることが多く、ラガーより少し高めの常温~5℃程度で飲むことが好まれています。

ランビック

醸造用酵母を使って製造されるラガーやエールとは異なり、ランビックは自然発酵で製造されます。
このランビックは、ベルギーのブリュッセルの南西に位置するパヨッテンラント地域でのみ製造されていて、その特異な製造方法により生まれる、強い酸味とドライさが特徴です。

色・風味・製造方法による9分類

michael

マイケル・ジャクソン

製造方法だけの基準で分けても、実際飲むとなると、その色や風味も気になりますよね。
そんな方に見て頂きたいのは、下記の分類です。
これは、ベルギービールを世界に広めた第一人者であるマイケル・ジャクソンが考案した分類で、色や風味、製造方法を踏まえて分けられており、いざ飲むとなった時に、一番参考になる分類になると思います。
ちなみに、このマイケル・ジャクソンは、歌手のマイケル・ジャクソンとは異なりますのでご注意を。

トラピストビール

chimay

修道院内に醸造所をもつトラピスト会の修道院でのみ造られるビールです。世界に10カ所しかなく、そのうちの6ヶ所がベルギーにあります。
どれも個性豊かで、アルコール度数は比較的高めになっています。聖杯型の専用グラスで飲まれます。

アビィビール

leffe

“アビィ”とは修道院のことで、修道院ビールとも呼ばれます。
修道院に伝わるレシピと製造方法を用いて、修道院から委託を受けた民間の醸造所が造るビールで、風味はトラピストビールに似ています。

ホワイトビール

hoegaarden

大麦麦芽と小麦を用いて造られる、かすみがかったような淡い黄色のビールです。
コリアンダーやオレンジーピールをアクセントにした、フルーティーでスパイシーな清涼感あふれる味わいです。

レッドビール

rodenbach

ベルギーの西フランダース地方で造られるビールです。
熟成にはウイスキーでも使われるオーク樽が使用されており、その為、色はユニークな赤色。
フルーティーな酸味を備えた風味が特徴です。

ブラウンビール

liefmans

主にオースト=フランデレン州で作られているビールです。
液体は茶色で、香ばしさと複雑な風味に特徴があります。

セゾンビール

saison

ベルギー南部の農家が夏に飲むために冬に造って貯蔵していたビールです。
夏場でも保存が利くようにつくられており、ホップが効いた爽快な飲み心地が特徴です。

ゴールデンエール

duvel

その名の通り、美しい黄金色をした、比較的アルコール度数が高めのビールです。
しっかりとしたコクのなかに感じる、ほのかなフルーティーさが特徴です。

ランビック

boon

ブリュッセル近郊だけに生息する空気中の野生酵母を使って自然発酵させた、ベルギーの伝統的なビールです。
苦みは控えめで、目が覚めるような酸っぱさが特徴です。

フルーツビール

redbocq

色んなタイプのビールに天然のフルーツを漬け込んだり、フルーツジュースを加えて造られるビールです。
フレッシュでフルーティーな味わいが特徴です。

以上、ベルギービールの分類をご紹介しました。
ただでさえ1,000種類以上もあるビールなので、この分類を元に、自分の好みを探しつつ、最終的には全種類制覇を目指すのもいいかもしれませんね!


2015-04-10 | Posted in ビール, ライフスタイル

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