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原料由来の風味を残し、高品質なグレーンウイスキーを生み出すカフェ式連続式蒸溜機とは?

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カフェ式連続式蒸溜機とは?

カフェ式連続式蒸溜機は、1830年頃に開発されたもので、蒸留酒が本来持つ細やかな味わいをある程度残すままにすることができるという特徴があります。しかし、非常に手間のかかる蒸留器のため、現在このカフェ式を採用している工場は少なく、今や世界でもごく少数となっています。
今となっては淘汰され、希少となってしまったカフェ式ですが、これで生み出し熟成させたグレーンウイスキーは原料由来の甘さがしっかりと残るのです。

ニッカが採用したカフェ式連続式蒸溜機

日本に初めてこのカフェ式連続式蒸溜機がやってきたのは1963年で、兵庫県西宮の、朝日酒造西宮工場に設置されました。
どうしてニッカが採用したのに朝日酒造に設置されたのか。
それは、当時ニッカは資金繰りに困難を極めていたため、朝日麦酒(現アサヒビール)の子会社である朝日酒造がカフェ式連続式蒸溜機を稼働しグレーンウイスキーを製造、それをニッカウヰスキーが購入するという形をとることになったからです。
その後、朝日酒造は1966年に朝日シードル社と合併したのち、1969年にはニッカウヰスキーが吸収合併しました。
このような形で日本で稼働を始めたカフェ式蒸溜機ですが、その導入当時でもスコットランドではすでに「最新設備」とは呼ばれなくなっていました。次々と新しい連続式蒸溜機が開発されていたのです。
そんな中でも、1962年に竹鶴氏は30余年ぶりスコットランド・グラスゴーを尋ねた際、ブレア・キャンベル・マクリーン社にこのスチルを発注しました。竹鶴氏はあえてこの「カフェ式」にこだわったのです。

「カフェ式」へのこだわりの秘密

なぜ、竹鶴氏はそこまで「カフェ式」にこだわったのか。
1919年竹鶴氏がスコットランドでウイスキーづくりを学んでいた際に、研修を行ったボーネス蒸溜所で採用されていたのが、このカフェ式蒸溜機だったのです。
竹鶴氏はこの蒸溜機でつくられるグレーンウイスキーの風味を「ニッカのグレーン」として世に出すのが夢でした。
その夢を叶えるためにも、当時すでにマイナーになりつつあった「カフェ式」にこだわったのです。
そして、その想いは今もニッカに残り、宮城峡蒸溜所でカフェ式連続式蒸溜機が稼働し続けています。

「カフェ式」が生み出す風味

カフェ式連続式蒸溜機でつくられたグレーンウイスキーは、クリーンになりすぎず、グレーン由来の風味が残ります。
ほのかに甘く香ばしさも感じられるが、熟成を経てニッカのブレンディングの要となるグレーンウイスキーへと成長していくのです。

そんなカフェ式連続式蒸溜機を使ってニッカが製造しているウイスキー、「カフェグレーン(Coffeey Grain)」については、こちらでご紹介してしていますので、ぜひご一読くださいね。
ニッカウヰスキー・カフェグレーン(NIKKA COFFEY GRAIN WHISKY)をテイスティングを交えてご紹介

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ニッカカフェグレーン・マンハッタンのつくり方と味わいのご紹介

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