だいぶ時間が空いてしまいました。
さかのぼって2019年秋。
和歌山でワイドビュー南紀・オーシャンアローを撮った後、奈良へ向かい、近鉄吉野線を撮影した話です。
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水墨画のような風景
日没前のまだ少し日が高い時間帯。
逆光の中、彩度とコントラストを落として撮影すると、水墨画のような風景が撮れました。
夕日と近鉄吉野線
吉野川橋梁と、夕日と電車
アンダートラス構造が特徴の吉野川橋梁と、夕日と電車。
それぞれが絶妙に近づくタイミングを狙ってシャッターを切りました。
こういうグラフィカルな絵を撮るのも好き。
落陽の近鉄吉野線
山に沈みかかった夕日と光輝く吉野川が、非常にドラマティックだった瞬間。
そこに電車が通りかかり、「美しかった今日が終わる」という切なさがより強く感じられました。
なんとも心揺さぶられる光景。
宵の口を走る「さくらライナー」
宵の口。
力強い夕景の余韻にひたっていると、「さくらライナー」が走ってきました。
風に揺らめく水面に電車を反射させ、「もう帰らなければいけない」「この地を離れる名残惜しさ」といった心情を表現してみました。
アクセスしづらいが、非常に力強い風景を楽しむことができる
吉野川橋梁といえば、駅区間でいうと吉野線大和上市駅~吉野神宮駅。
なかなかアクセスが難しい場所になります。
ただ、橋に夕日が沈む年に数度のタイミングは、そんなことが気にならないくらい力強く美しい風景を堪能することができます。
天気予報と日没の場所を見比べて、チャンスがあればぜひとも一度、足を運んでいただきたい場所です。