奥丸山頂上の景色

北アルプス(槍ヶ岳・穂高連峰etc)を360°パノラマで堪能できる絶景。奥丸山へ日帰り登山

この時期になるとよく耳にする言葉「台風前のピーカン」。
台風が日本列島に接近してきた際、一部エリアでは空気がクリアで、雲ひとつない快晴になることをいいます。

ちょうどそのタイミングに僕の休日が当たったため、急遽ではありますが登山にいくことに。

今回登るは奥丸山。
↓の記事を読んでからというもの、プロの山岳写真家・山写さんに「こんな山の見え方をする北アルプスの山登ったことありません。」と言わせる山、どんなだろうとずっと気になっていた山です。

登山と写真で仕事をしている人。

北アルプスの奥丸山って知っていますか?飛騨側で山に造詣のある人ならば「絶対に登っておけ」と言われている地元の登山愛好家に…

少ない時間と予算で楽しめそうだし、なにより北アルプスの山々を一望できる絶好のチャンス。
これ逃す手は無かった訳です。

山行ルートとタイム

奥丸山の日帰り登山は下記2つのルートが考えられます。

  • 新穂高→右俣谷→槍平小屋→奥丸山
  • 新穂高→左俣谷→わさび平小屋→奥丸山

今回は、新穂高温泉登山口からスタートし、左俣谷・わさび平小屋を通って奥丸山山頂をピストンするルート。
帰り道は槍平小屋を通る右俣谷ルートも検討したのですが、スムーズに帰りたかったため、迷ったりするリスクをなるべく減らす為に往復することに。

ルートの詳細と、コースタイムは下記になります。「山と高原地図」記載のタイムより若干早い程度です。

【往路(約5時間)】
新穂高温泉(6:00)→わさび平小屋(7:10)→奥丸山登山口(7:50)→中崎尾根・奥丸山分岐(9:40)→奥丸山頂上(10:50)
【復路(約4時間)】
奥丸山頂上(14:00)→中崎尾根・奥丸山分岐(14:50)→奥丸山登山口(16:10)→わさび平小屋(17:00)→新穂高温泉(18:10)

新穂高温泉登山口では無料駐車場を利用

新穂高温泉無料駐車場

新穂高温泉には、無料と有料の駐車場があります。
節約のために僕は無料駐車場一択。
各駐車場の場所は奥飛騨温泉郷のHPにある地図を参照するのがいいとおもいます。

奥飛騨温泉郷観光協会

ちなみに僕が利用した駐車場はこの地図でいう「P5」。
有料でも登山口になるべく近くがいいという方は、「P4」を利用するのがいいでしょう(500円/6H)。

駐車場にあるひがくの湯の看板

駐車場から登山口方面へ向かう途中にこのような看板が。
左の看板を写メとって「ひがくの湯」へ持っていくと粗品がもらえるみたい。なに貰えるんだろうか。

新穂高センターで登山届を提出

新穂高登山指導センター

駐車場から登山口へ向かう途中にある、新穂高登山指導センターで登山届を提出します。

登山届届出済カード

登山届をポストに入れた後は、届出済カードにも記入を。
これを持っておけば、下山届の届出は不要。登山届を入れたポストに、このカードを入れるだけでOKみたいです。

笠ヶ岳を眺めつつ左俣谷沿いを歩く

新穂高温泉登山口から奥丸山登山口までは、左俣谷沿いの林道を歩くことになります。

左俣谷

ちなみにこの左俣谷は、解禁直後のトラウトフィッシングで有名な蒲田川の水系。
「さすが北アルプスを源流にもつ川。水量多いなぁ。イワナいるかなぁ。」とか考えつつ、のんびり平地をテクテク。

笠が岳を仰ぐ

進行方向左を見ると、朝日に照らされた山肌が。写真真ん中、一番奥に見えるのは笠ヶ岳かな。

わさび平小屋へ

わさび平への道

林道を歩いていくと、わさび平小屋が見えてきます。

わさび平小屋

ラムネや牛乳など、飲み物が販売されているみたい。

わさび平小屋の果物

軒先には水で冷やした果物が。

わさび平小屋の水場

小屋の前には水場もあります。
濾過もしてない川の水を飲む感じなので、自己責任で補給しましょう。
僕はとくに問題ありませんでした。

奥丸山登山口へ

奥丸山登山口へ

水を補給したら小屋を出発。
奥丸山登山口へ向かいます。林道はもうすぐ終わりです。

ブナの林

林齢200年を超える、ワサビ平のブナ林を通ります。
深く、鮮やかな緑と白い幹が美しい。

日の当たる登山道

ブナ林を抜けると、ちょうど日が昇ってきました。
日陰を歩いてきた今までとは一変。遮るものの無い、温かい光に包まれながら道を歩きます。

鮮やかな風景に心躍りながら歩いていると、双六岳と奥丸山への分岐点が。

奥丸山への道

ここで少し休憩をしていると、双六岳から下山してくる人はいるものの、奥丸山から歩いてくる人は見当たらない。
道も整備されていないようで、日は当たらず薄暗い雰囲気。不安。

だけどその先にある絶景を見てみたい。
そんな相反する心持ちのまま、奥丸山へ進むことに。

橋を渡った先にある分岐に注意

カーブポイント

奥丸山方面への橋を渡り、古い舗装路を歩いていると、このようなカーブが。
これをそのまま曲がって進みそうになるのですが、これは奥丸山への道ではありませんので注意。

登山道

正解は、カーブの曲がり始めにあるこっちのルート。
ピンクの目印がありますのでこれを探しましょう。知らないと非常に見つけにくい道です。

不気味な荒廃した道を急登

奥丸山登山道

奥丸山登山道から中崎尾根・奥丸山分岐までは、太い木の根が張りめぐらされて滑りやすい狭い悪路を、約2時間急登していきます。

クモと爪痕

道中のブナにはクモと爪痕が。
不気味極まりない。

振り返れば見える抜戸岳

道中は不気味でしんどいけれど、振り返れば鮮やかな青空と抜戸岳が。
この景色と、登り切れば見えてくるであろう槍ヶ岳・穂高連峰がモチベーション。

分岐でついに穂高連峰が

中崎尾根・奥丸山分岐

不気味な悪路を約2時間歩き、やっと中崎尾根・奥丸山分岐まで到着。
と、同時に最高のご褒美が目の前に。

分岐から見る穂高連峰の稜線

見てみたくてたまらなかったこの稜線。
雲一つない青空をバックに見えて最高の気分でした。

南岳~涸沢岳の稜線

ピラミダルな山頂が重なってできるジグザグと、大キレットの描くカーブが美しすぎる。
この登山でもっとも印象的だったシェイプです。

道を塞ぐ倒木と笹が生い茂る悪路を歩く

分岐から山頂へは約1時間。
ここでは急な坂は少なくなりますが、その分大変なのが倒木です。
なにやら、以前の台風で倒れた木々が道を塞いだままになっているようで、これらをクリアしながら歩くことになります。

道を塞ぐ倒木

重い荷物を背負ったまま、木の上を跨いだり、乗ったりするのは大変でした。。

また、笹もかなり生い茂っており、酷い場所では胸までの高さがあるほど。
おかげで道に迷いやすくなっているし、左右が崖になっているようなところもあるため、かなり注意しながら歩く必要がありました。

奥丸山山頂に到着

奥丸山山頂

ついに奥丸山山頂に到着です。
周囲を北アルプスの山々に囲まれる大絶景に感動。

槍ヶ岳~乗鞍・焼岳の大パノラマ

iPhoneでパノラマ撮影。
ホントは笠ヶ岳から乗鞍・焼岳までズラーっと見えるのですが、槍から撮っちゃいました。

撮影した北アルプスの山々

奥丸山山頂で撮影した北アルプスの山々の写真をズラっとご紹介。

笠ヶ岳・抜戸岳・大ノマ岳

笠ヶ岳・抜戸岳・大ノマ岳

奥丸山から見て西側、穂高の反対側に見えるのがこの笠ヶ岳・抜戸岳・大ノマ岳。
木と残雪による、緑・白の色彩が美しかった。

大ノマ岳・弓折岳の間から顔を出す黒部五郎岳

黒部五郎岳

たぶん黒部五郎岳。
山頂に岩がズラーっとある感じと方角的に、たぶん五郎さんで合ってると思います。。

西鎌尾根から槍ヶ岳

西鎌尾根から槍ヶ岳を一望

次は、北側に見える西鎌尾根から槍ヶ岳の稜線。
槍ヶ岳の山頂が、いかに鋭角に尖っているのかがわかりやすい風景です。

そびえたつ槍ヶ岳

そびえたつ槍ヶ岳

北アルプスの中でも特に好きな槍ヶ岳。
ピラミダルなフォルムがカッコイイ。

頂上近くにある、槍ヶ岳山荘も撮ることができました。

槍ヶ岳から南岳

槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳

左から、槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳を並べて。
槍から穂高に行くにつれて、地質が変わっているのか、どんどん黒っぽくなっていきます。

穂高連峰から乗鞍・焼岳

穂高連峰から乗鞍・焼岳を一望

次は、穂高連峰から乗鞍・焼岳を。
槍ヶ岳と比べて、一気に山肌が黒くなっています。

北穂高・涸沢・穂高岳をドーンと

北穂高・涸沢・穂高岳

左から、北穂高・涸沢・穂高岳をドーンと撮影。

威風堂々。
黒く迫力のある山容が凄くカッコよかった。

焼岳と乗鞍岳

焼岳と乗鞍岳

重なる焼岳と乗鞍岳。
一番が後ろに見えている美しいカーブと歪な山頂をしているのが乗鞍岳で、その手前のゴツゴツしたのが焼岳。
それぞれユニークな特徴を持っていて、印象的な山容です。

夕焼けを撮りたかったが下山

この素晴らしい景色、日が暮れるまで堪能していたい気分でしたが、暗い中下山するには恐ろしすぎる悪路のため、14:00には大人しく下山することに。往路と同じルートを歩いて駐車場に戻りました。

今度は近くの小屋にテント張って、朝焼け・夕焼けも撮影しに来たいと思います。

PeakFinder ARが大活躍!

PeakFinder AR
2019年に入ったあたりからダウンロードしてよく使っている有料アプリ「PeakFinder AR」。
目の前にある山が何なのか分からない時、こいつを使えば一発解決。
↑のように、山の名前と標高がカメラにオーバーレイして表示されます。

特に、奥丸山のように一面に山が広がるようなシーンでは使っててかなり楽しいと思います。
山頂なら電波もビンビン入ってた(Softbank)ので、不自由なく使えると思いますよ。

それにしても、なんで山頂でスクショ撮らなかったんだろう。
楽しさが伝わりにくいやつしか残ってなかった。。

名古屋から登山口までのルートと費用

往復ルート

名古屋を出発し、一宮ICまでは下道で。
そこから東海北陸自動車道に乗って飛騨清見まで行き、中部縦貫自動車道(無料)に入って高山ICまで。そこから無料駐車場までは下道で行きました。復路も、同じルートになります。

往復ルート

かかった交通費の合計

交通費は合計3,700円(ガソリン代別途)でした。
高速料金は、ETC+休日割引の料金です。
前回の白馬のことを考えると、ロープウェーがないのでだいぶ安くいけました。

釣りと登山と旅、写真のブログ「Nossa(ノッサ)」

はじめての山に挑戦するようなケースでは、登山ルートを決めることに注力する分、往復の交通については意外と適当になってしまう…

高速料金(一宮~飛騨清見) 1,850円
高速料金(飛騨清見~一宮) 1,850円
合計 3,700円
奥丸山頂上の景色
最新情報をチェックしよう!