この日は、8月に控えている雲ノ平への山行にむけてのトレーニングを兼ね、仙丈ケ岳へ行ってきました。
ルート
単日しか休日を確保できなかったので、仙丈ケ岳をピストンで登るルートとしました。
マイカー規制に注意
仙丈ケ岳への登山口がある北沢峠までは、マイカー規制がかかっています。
そのため、仙流荘近くの有料駐車場を利用し、仙流荘発の南アルプス林道バスを利用して北沢峠へ向かう必要があります。
※2024年(令和6年)から、バス停の名前が「仙流荘」→「戸台パーク」に変更
※2024年(令和6年)から、路線名が「南アルプスクイーンライン」に変更
仙流荘の悲劇
駐車場についたのは5時頃。
そこから仙流荘へ向かうと、長蛇の列。
やばいやばいとは聞いてましたが、想像を絶する規模の列でした。。。
28人乗りのバスが10台運行しているということなので、始発の一巡で乗車できるのは280人。
「一巡目で乗れないとしんどいな~」って思いながらチケットの列へ並んで購入。
チケットをもってバスの乗車待ちの列に並びます。
5:00頃に最初のバスがやってきて、入れ替わりで2台目・3台目とどんどん人を乗せて行きます。
「これ、ギリギリ10台目乗れるかも。。!ていうか乗れないと無理!」
と内心ドキドキして待ってましたが、お約束通り僕は乗れず。
なんですかねこういうの。だいたいこういうシーンではいつも乗れないです僕。
2巡目の1台目に乗っていざ北沢峠
最初のバスが出発してから2時間近くたった7:30頃、やっと2巡目がやってきました。
こいつが戻ってきたときはめちゃくちゃ嬉しかった。この喜びは一生忘れません。
2時間ロスして北沢峠に着
約2時間。大幅に時間をロスして北沢峠に到着。
せっせと歩けば帰りのバスにもなんとか間に合う感じだったので、引き返すことなくスタートです。
周辺地図があったので、載せときますね。
南アルプスらしい緑が色濃い道を歩く
森林限界まではこんな感じの、緑が色濃い道を登っていきます。
南アルプスの山って、稜線もいいけど、森林地帯がよりいいですよね。
五合目の大滝ノ頭に到着
北技峠から80分程度で五合目の大滝ノ頭に到着。
コースタイムで120分なので、まぁまぁいいペース。
ここにあったこの木、ぐにゃあ~って感じの枝が特徴的でした。
大滝ノ頭のシンボルツリーと定めよう。
森林限界に達すると、小仙丈ケ岳が
大滝ノ頭から30分程度歩くと森林限界に到達しました。
小仙丈ケ岳はたぶんあれ。偽ピークではないことを祈ります。
小仙丈沢カール
小仙丈ケ岳の山頂は知らない間にスルーしてたのか、写真は撮れておらず。。
おそらく山頂を超えたあたりのポイントから、小仙丈沢カールを臨みます。
ここからは幸せの稜線歩きが続きます。
結局稜線歩きが一番楽しいよねぇ。
仙丈小屋でお昼ご飯休憩
仙丈小屋に到着。
藪沢カールの下部にあるためか、ガスに包まれたり晴れたりの繰り返しな感じでした。
ここでひと休み。
小屋のベンチを借りて、山頂をみながらお昼ご飯にします。
仙丈ケ岳山頂へ
山頂まで登っている途中、地蔵岳方面を振り返るも、向こう側はガスの中。
仙丈ケ岳山頂が見えてきました。
手前に見えるのが山頂。そこから小仙丈に向け、3段になってる稜線が印象的。
もうすぐ山頂という所から、大仙丈ケ岳をみる。
高度感があっていい感じの稜線。
山頂につくころにはガスガス
小屋を出発してから20分とちょっとようやく山頂に到着。
・・と思いきや、到着寸前、ほんの一瞬でガスガスに。視界真っ白。なんでやねん。
時間に余裕があれば、晴れてくるのを待っても良かったんですが、今回はそうもいかず、早々に下山スタート。
下山開始して少しすると、一瞬の晴れ間が。
地蔵岳までは見えませんでしたが、個人的にはこの景色が一番お気に入りになりました。
カールを下った先にある小屋がかわいいのと、雲とその影が良い感じにはいってるのがイイ感じ。
ダッシュで北沢峠まで下る
ここからはダッシュで下山開始。
写真を撮る間もありませんでした。。
山頂を出発して、2時間40分程。北沢峠まで下山完了。
やっと帰れるぜ~。
と思ったら、帰りのバス待ちの大行列。
どこまで続いてるんだこれ、、、
バス待ちの間、近くを散策
バスを待ってるあいだ、ちょっとだけ周りを散策。
こもれび荘の前にあった、この朽木とライトが良い感じでした。
写真撮るの忘れましたが、こもれび荘の中もいい感じでしたよ。
今度は北沢峠のテン場に泊まって、周辺の川でイワナ釣りもしたいな。
帰りのバスは鋸岳と甲斐駒を眺められる
何本のバスを見送ったのか覚えてもいませんが、長い間待って、やっとバスに乗車。
帰り道、バスの車窓からは鋸岳や、
あとは仙流荘で下車をして、早々に駐車場の車に乗って帰宅。
こんな感じで、仙丈ケ岳の日帰り登山は終了です。
景色は最高、ただ、とにかく渋滞に悩まされる
森林地帯、森林限界、山頂からの景色など、あらゆるエリアで素晴らしい景色を見せてくれた仙丈ケ岳。
また行きたいなぁ。
でも、とにかくバスの渋滞に悩まされる山行となりました。
今度は、もうちょっと時間に余裕持たせて、渋滞を避けるようなプランにした方が、満足度は高くなりそうです。
あ、帰りのバスですが、今回は時刻表の最終便以降も運行してるみたいでした。
待機してる人たちを全員運ぶまでは運行する感じなんですかね。
まぁ、時刻表通りに登山計画を立てるのは当然ですが、一応知っておいても損はない情報かなと思います。