南八ヶ岳縦走登山2日目。
曇り予報で眺望は絶望的かと思われる中、奇跡を信じて朝4時からのナイトハイクを決行することに。
せっかくなら、眺望が悪くても登りたいしね。
今回は約一年ぶりの登山。 アングラーズマーケット2022で出会ってから仲良くさせてもらっている、@miya_clubma…
Day2のルート
森林限界を超え、赤石ノ頭周辺に
真っ暗な山道を歩き、森林限界を超えて赤石ノ頭周辺に到着。
そろそろ日の出の時間ですが・・・
ガスガスすぎて虚無。
日の出直後がこの日一番のチャンスだったのですが…
でもまだ分からない。
奇跡を信じてまずは硫黄岳山頂を目指します。
火山岩がむき出しの荒々しい景色に
もうすぐ硫黄岳山頂。
流紋岩なのかな?火山岩がむき出しの、荒々しい景色になってきました。
・・・
あれ?そういえば、そろそろ爆裂火口が見えてもいいはず。。
そうか、ガスが濃すぎてなにも見えないのか。。
この山行の見せ場のひとつだったのに。残念。
白と黒の虚無の世界 硫黄岳山頂
山頂は思ったよりも平らでのっぺりしてる感じでした。
曇っていてもゴキゲンに。硫黄岳山頂、標高2,760mで山ポーズ。
おしゃれすぎる山小屋 硫黄岳山荘
山頂をすぎて20分程歩いたところにある、硫黄岳山荘で少し休憩することに。
中に入るとびっくり、めちゃくちゃおしゃれな内装でした。
今まで利用したことある山小屋の中で一番好みのタイプかも。
オリジナルワッペンがかわいすぎる。。
山に入ると財布の紐がキツキツになる私、これを買うのを我慢したんですが、今現在めちゃくちゃ後悔してます。
買えばよかったなぁ~。
なぜか、ちまきは買ってしまいました。
これめちゃくちゃ美味しかったです。
山で豚角煮、最高です。
休憩中にまさかの晴れ間
のんきにちまきを食べてると、突然晴れ間が・・・!
山荘から横岳・秩父方面を見た景色です。
スッときれいに伸びた、横岳の斜面が印象的でした。
いやぁ、もう硫黄岳山頂あたりで眺望は諦めてたのに。感激です。
情緒不安定になりそう。
コマクサに癒される
硫黄岳から横岳へ向けて歩いていると、沢山のコマクサたちに癒されます。
どうやらこの辺りはコマクサの群落地として有名みたいです。
なんともかわいい色味と形。
横岳へ向けての稜線歩き
次の目的地は横岳山頂。
霧が濃く視界がわるいため、登り下りのある足元の悪い稜線を、注意しながら歩いていきます。
横岳山頂に到着。
ここからは天候がよくなることはまずないと思われるため、早々に下山するべく、横岳は記念写真を撮るだけで終了。
足早に赤岳を目指します。
赤岳山頂へ向け、三叉峰・地蔵ノ頭を超えていく
赤岳への道中にある三叉峰。
ちょっと麓の景色が見えて明るい気分になりました。
そこからはまた、霧の世界。
地蔵ノ頭に到着。
ここまでくれば、もうすぐ赤岳展望荘。
この地蔵、我が子(生後約6ヶ月)に似ている・・・
赤岳展望荘
赤岳展望荘に到着。
軽く雨も降っていたので、体が冷えてしまわないよう、ちょっと休憩させてもらいました。
ちょっと休んで、すぐに出発。
赤岳頂上山荘・赤岳山頂に到着
赤岳展望荘から30分ほど歩くと、赤岳頂上山荘に到着。
そしてこの山荘のすぐそこには赤岳山頂が。
安定のガスガスだったので、ササっと記念写真を撮って、下山です。
文太郎尾根から行者小屋に降り、赤岳鉱泉へ
下山には文太郎尾根のルートを使いました。
そこから行者小屋まで一気に降りて、荷物をデポしている赤岳鉱泉へ戻ってきました。
頂上だけでなく、麓の樹林帯もガスに包まれていました。
こういうところは、ガスってると雰囲気出ていい感じになりますね。
赤岳鉱泉で荷物を片付け、さっさと帰宅することに。
帰りは北沢ルートを使って美濃戸口に戻りました。
まとめ
今まで、とにかく晴れ予報じゃないと山には行かないようにしてたのですが、今回の予報は嵐ではないものの、「曇り時々雨」みたいな微妙なもの。
そんな状況ではありましたが、とにかく山登りたいよね~ってことで強行してみました。
結果としては、2日間を通して楽しく、満足のいく山行になりました。
景色を楽しめそうになかったので、花より団子作戦
今回、眺望が宜しくない中の山行が予想されていたので、花より団子作戦、つまりはお酒とご飯も楽しめるように荷物をまとめました。
これが大成功。
机と椅子を広げてゆっくりとうまい飯・お酒を頂くという、なんとラグジュアリーなテン場での時間を過ごすことができました。
時間が経ってからもあの時の記憶が目に浮かんでくるほど、良いひと時でした。
景色も想定以上に楽しめた
南沢ではいい感じの苔と水の美しい風景を楽しむことができましたし、ガスの中の樹林帯歩きもいい雰囲気を楽しむことができました。
山はいつでも美しいということでしょうか。
ちょっと心残りなのは、やっぱり稜線上の景色を堪能できなかったことと、硫黄岳の爆裂火口を見れなかったことくらいでしょうか。
まぁ、その辺は次回また来た時の課題ということで。。。