大台ケ原・正木峠

日の出前から丸一日かけて東大台全コース堪能。秋の大台ケ原を登山&撮影Day2

大台ケ原山行2日目。

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秋の大台ケ原

ルート

大台ケ原駐車場→展望デッキ→日出ヶ岳→展望デッキ→正木峠→正木ヶ原→尾鷲辻→牛石ヶ原→大蛇嵓→シオカラ谷→大台ケ原駐車場→苔探勝路→大台ケ原駐車場

2日目は日の出前からナイトハイクでスタート。
日没まで丸一日かけてみっちり登山と撮影を楽しんできました。

真っ暗なうちから出発

日出ヶ岳方面登山口

日の出時間は6:00頃。
駐車場からは、約30分で日の出を迎える予定の展望デッキまで到着できるのですが、余裕持って3:40に出発しました。
まぁ、わくわくしすぎて早く起きすぎただけなんですけど。

クマ注意の看板

気が引き締まるのは良いんですけど、いちいち怖くなる看板。

冬装備で日の出待機

標高が低い市街地では秋ですが、山の中はとっくに冬。
日の出前の時間なんて特にです。

ということで、ビレイヤーパーカーやニット帽、手袋を着用して待機。
これくらいの装備なら余裕です。

展望デッキで楽しむ日の出

伊勢方面の山の連なり

日の出時間。太陽は雲に隠れてましたが、伊勢方面を眺めると、薄明に照らされて山の連なりが浮かび上がってきました。

日の出

雲を抜けて、やっと太陽が。

デッキから眺める熊野灘

デッキから20km先に見える熊野灘。

そろそろ日も高くなってきたので、背中側にある大峰山脈はモルゲンロートに染まってきているはず。
それを確かめに、日出ヶ岳山頂を目指します。

大峰山脈のモルゲンロート

日出ヶ岳山頂

デッキから10分程度坂を上ると日出ヶ岳山頂。
展望台に登ります。

大峰山脈のモルゲンロート

雲一つない、最高に清々しい景色。
空も大峰山脈も、向かいの太陽に照らされて赤く染まっていました。

写真の山は、左から明星ヶ岳・八経ヶ岳・弥山・行者還岳。

台高山脈の雲海

北側、高見山方面を見ると、雲海が出ていました。

正木峠へ向かう

熊野灘を左に正木峠へ

山頂からの眺めを十分堪能した後は、熊野灘を左手に、正木峠へ向かいます。

正木峠側から見る日出ヶ岳山頂

正木峠側から見る日出ヶ岳山頂。
木製の展望台がかわいい。

正木峠で絶景を眺めつつ木道を歩く

正木峠から見る熊野灘

大量の笹と倒木・立ち枯れの木、そして防鹿柵が印象的な正木峠。
昭和34年の伊勢湾台風の被害にあうまでは、苔むした森林が広がっていたみたい。

木道歩きが気持ちいい

正木峠の木道

また、正木峠といえばこの木道でしょう。
紀伊山地の山々を眺めながらあるくこの道は、大台ケ原の中で最も気持ちのいい場所。

正木ヶ原へ

正木ヶ原への道

正木峠の木道を下ると、次は正木ヶ原。
朽木だらけだった景色も、ここからは少し回復していきます。

正木ヶ原

まばらではありますが、紅葉する木々も目に付きます。

正木ヶ原の紅葉

好きなタイプの紅葉風景。

快晴の大蛇嵓(だいじゃぐら)へ

大蛇嵓(だいじゃぐら)

2日連続の大蛇嵓(だいじゃぐら)。今日は快晴。

大蛇嵓から見る大峰山脈

大峰山脈も一望できます。

大蛇嵓から南側の景色

南側を見ると、連なる山々の谷間に坂本ダムが見えました。

いったん駐車場へ

大蛇嵓の後は、いったん駐車場へ戻り、休憩タイム。

大台ヶ原物産店

大台ヶ原物産店でコーヒーを飲むことに。

モンベルカードでコーヒー一杯50円

なんとここ、モンベルカードの提示で、350円のコーヒーが50円で飲めます。
美味しいし安いし最高でした。

苔探勝路を歩く

休憩後は、駐車場から20分程度で一周できる苔探勝路を歩いてみることに。

苔探勝路の苔

苔むす木から生えるキノコ

こんな感じで、苔だらけで最高でしたー!
…と言いたいところだったのですが、実際はというと結構日当たりがよくってあまり苔の存在感が無い感じ。

苔探勝路

これなら、尾鷲辻周辺の日当たりの悪い道の方が苔がおおくて楽しめるかもしれません。
以前は苔が豊富にあったみたいなのですが、ここも笹ばかりになってきてしまってますね。

林床が笹メインになっている問題は、正木峠がよく取り上げられてますが、大台ケ原エリア全体の問題なんだなぁと改めて。

夕暮れはドライブウェイで

苔探勝路を歩き、そろそろ夕暮れの撮影どうするか決めなきゃなーと思っていると、まさかの雲が大発生。
予報だと雲一つなかったのに。。

正木峠の夕焼けも気になってたのですが、狙った絵が撮れる気配がない感じ。
そこで、アクセスも簡単で元々候補にも挙げていた、大台ケ原ドライブウェイのポイントで夕暮れを過ごすことに。

大台ケ原ドライブウェイの夕暮れ

ドライブウェイ沿いから眺められるこの風景、好きなんですよね。

薄暮の大峰山脈

日も沈みかけて帰ろうとした一瞬、釈迦ヶ岳・孔雀岳・仏生ヶ岳が顔をのぞかせました。
かっこよすぎる。素晴らしい山。

朽ちゆく森の風景を切り取るのが楽しかった山行

広葉樹が葉を落とし、草が枯れるなど冬へと向かう季節である秋。
そして、伊勢湾台風以降、倒木や立ち枯れの木が増加している大台ケ原。

これら「朽ち」を象徴する2つが絶妙に合わさった空間を歩き、そしてそれを写真におさめることがなんとも楽しい2日間になりました。

とはいえ、まだまだ撮りたい風景が残る大台ケ原。
また、来年も来てしまうかもしれません。

名古屋から登山口までのルートと費用

往復ルート

去年と同じで、名古屋を出発し、東名阪自動車道で亀山まで行き、そこからは無料の名阪国道で針まで。
以降は下道で大台ケ原駐車場まで行くルートになります。

大台ケ原までのルート

かかった交通費の合計

交通費は合計2,210円(ガソリン代別途)でした。
往路は休日割引+ETC料金で920円。復路は平日のため、ETC料金1,290円となりました。

よりお値打ちにいくなら休日に往復するプランがいいと思いますが、登山中の混雑を避けたいなら平日に歩くのがオススメです。

高速料金(名古屋西~亀山) 920円
高速料金(亀山~名古屋西) 1,290円
合計 2,210円
大台ケ原・正木峠
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