2023年の渓流シーズン最初は、イワナを狙って奈良県吉野川水系へ行ってきました。
車からポイントまで片道2時間を歩く
山歩き名物、朽ち果てた旧車。
車内には草花が咲き誇ってました。
ニホンジカの仕業でしょうか。
樹皮を食べられたであろう木々があちこちに。
左手に針葉樹。右手に広葉樹。
こんなにはっきり分かれてる道を歩くのは初めてでした。
どうしてこうなった。
この辺りから、林道を外れて行きます。
尾根歩き。
道というような道にはなってないけど、誰かが歩いたであろう気配が感じられます。
こういう気配を感じながら歩いて行けるのが、林道・登山道を外れて歩く楽しみのひとつ。
山歩き名物、朽ち果てた空き缶。
誰も歩いたことが無さそうな道にある、人の気配。
なんとなく安心する。
2時間歩いて、ちょっとずつ川の音が聞こえてきて、やーっと川が見えた瞬間。
ものすごく達成感を感じられます。
釣りの準備開始。恐ろしい事実に気づく
タイトルでネタバレしてますが、この段階で気づく悲しい事実。
“”フライリールを車に置いてきてしまっている””
どうしたものか。
リールを付けず、テンカラスタイルで
とりあえず、トップガイドにテーパーリーダーを結び、フライロッドでテンカラフィッシングをすることに。
無理はありますが、まぁ今更取りに戻る気力もないし、しゃあないです。
気をあらためて。
「さぁ、イワナいるかなぁ~?」
魚影は濃いが、出ない、、、
入渓地点からず~っと、イワナらしき魚影は見えているが、チェイスまではいかないというのが延々つづく。
テンカラということで、リーチが短く、気配を悟られるからなのか・・?
もっと近い距離で釣ったことなんか沢山あるのにな~。なんでだろうか。
こんなオイシイポイントでも、なかなかヒットまではいたらず、、、
どうして??
正体は、、クレバーなあいつ
いっぱい姿が見えるのに、全然でないクレバーなヤツ。
もしかしてアプローチが雑になってる?
今まで以上に静かに、遠くからアプローチすることに。
すると、今までフライが水面に落ちた瞬間に逃げてたやつらの反応が良くなり、その後、数か所目でやっとヒットしました。
そして釣りあげてビックリ。
アマゴでした。
100%イワナの谷だと思って来ていたので、正直びっくりしました。
ワイルド味のあるルックスと表情。カッコいいアマゴでした。
アマゴがイワナよりもナイーブなのは本当なのかな?
ちょっとがっかりだけど、学びも
今回、イワナをターゲットとしていて、しかもほぼ100%イワナの谷だと思い込んで入渓したので、アマゴが釣れたときは、正直ちょっとがっかりでした。
ただ、最近はイージーな条件でイージーなイワナばかり釣ってたからか、アプローチが雑になっていたことに気づけたのはとても良かったです。
簡単に釣れることが続いていて、なめてかかってしまってたんでしょうね。
アマゴであれイワナであれ、ターゲットに対してもっとリスペクトと謙虚さをもって挑戦しないとな。
そんなことを考えながら、数匹のアマゴに遊んでもらった後退渓。
駐車スペースに到着後、金ちゃんラーメンを食べて休憩して帰路につきました。
フィールドコンディション
エリア | 奈良県吉野川水系 |
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水量 | 減水 |
水温 | -(測定忘れ) |